fair fire fare
身の丈にあった家賃48000円の狭くて汚くて日当たりも悪い部屋で、鬱蒼とした空気の中、スマホとPCを眺めながらなにも生まれない毎日を過ごしていたほうが、変わらずに生きていける。
生きていける、というよりも、生きていかなければいけない。ん〜、生きれない?か。
久しぶりに昔よく聴いてたバンドの新曲とかいろいろ調べて聴いたけど、なんだかつまらなくなっていたなぁ〜。自分も偉くなったもんだと思った。
別に批評しようともしたいとも思わないけれど、如何にもこれは正論かのように振る舞って、直接的な言葉で呈する音楽はあまり好きにはなれない。
完全に個人的な偏見だけど、アートは人に押し付けるものではなくて、あくまで自慰行為であって、それは謙虚かつ爆発的でなくてはならないと思っている。ので、言葉でなにかを表現するのであれば、言葉は不器用で洗練されてあった方が美しい。
簡単に表現できる言葉はニュースキャスターや学校の先生が使っているので面白くもなんともない。
正論はつまらない。人をつまらなくする。マイノリティで良かった。たくさんの生活が間違っているから面白いのに、それを正そうとしてしまったら、つまらない。正論は隠すものであるべきだとも思う。
エスター見た。
おもろかった。
気づいたら朝になっていて、気づいたら昼になっていて、気づいたら夜になっていて、バイトの時間になっていて、学校が始まる日になっていて、待ち合わせの時間に、家賃の支払い期限に、気づいたら煙草の灰が指の近くまできているくらいの感覚で。
電車に乗って、気づいたら知らない田園風景が広がっていて、終電もないから、近くのカプセルホテルに泊まって、昼飯をその近くの定食屋さんで食べて、寄り道しながらまた家に帰る。そしたら少しは今の生活からは抜け出せるのかもしれない。
うさぎの悪いところと、かめの悪いところを足して2で割って、15足したくらいの生活を、今は、過ごしたい。
16時に公園に集合して、蚊に刺されながら2時間くらい飲んでから、チープな居酒屋で最近の生活について語り合って、途切れる記憶の中で話したかったことを考えながら眠りについてしまいたい。
というか普通に人と飲みたい。
もう少しだけのらりくらりと生きていこうと思う。